ルーブル美術館はパリにあるフランス 私が思うフランス旅行の楽しみ方 の国立美術館です。世界最大級の美術館で、毎日多くの人が訪れます。
その数は毎年800万人以上!
そのため、ルーブル美術館の入り口に長蛇の列が見られることもしばしばあります。行列に並んで時間を潰してしまうよりも他を楽しもう!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください!ルーブル美術館には見ておきたい有名な絵画など魅力が満載なのです。
見ておきたい!ルーブルの三大貴婦人たち
ルーブル美術館は収蔵品380,000点以上あり、その内、先史時代から19世紀までの様々な美術品35,000点近くが展示されています。
どれも名品ですが、なかでも日本人に馴染みのある有名な美術品をご紹介したいと思います。
ルーヴルの三大貴婦人と呼ばれている3つの美術品を紹介します。
ミロのヴィーナス
手足を失った女神の彫像です。不足する部位と象徴物の欠落は、復元が難しく多くの謎を呼んでいます。
そのため人々の想像力を掻き立て、専門家の解釈の違いが起き、しばし論争が起きています。
サモトラケのニケ
ギリシャ共和国のサモトラケ島(現在のサモトラキ島)で発掘された、背中に翼の生えている女神ニーケーの彫像です。
大理石製で高さは328cmあります。
映画『タイタニック』(1997年)で、ケイト・ウィンスレット演じるヒロイン・ローズがタイタニック号の甲板先端で両手を広げたポーズを取るのが有名ですが、あれは船の舳先に立つニケの真似をしています。
レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』
イタリアの美術家レオナルド・ダ・ ヴィンチが描いた油彩画です。
レオナルドは空気遠近法(画面の奥にいくほど、色彩や色調が薄くなっていくことを利用して遠近感を出す技法のこと)を画に取り入れた最初の画家の一人でもあり、モナ・リザでその技法を見ることができます。
教科書で見たことある!ルーブル美術館の名画
教科書で歴史的瞬間を描いた絵画が掲載されていることがあります。そんな教科書で見たことのある絵画がルーブル美術館で見ることができます。
『ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠』
パリのノートル=ダム大聖堂で1804年12月2日に挙行されたナポレオンの戴冠式の様子が描かれています。
ナポレオン1世の首席画家ジャック=ルイ・ダヴィッドにより描かれた油彩画です。
幅10メートル 、高さ6メートル もあり、とても巨大な絵で圧倒されます。
ダヴィッドがこの巨大な作品を仕上げるのに3年を要しているのも実際に絵画を目の当たりにしてみれば頷けます。
ドラクロワの『1830年7月28日:民衆を導く自由の女神』
女性が胸を露わにしながら三色旗を振りかざして、自分に続くよう民衆を促している、非常にインパクトのある絵画です。
よく見ると女性のワキにうっすらと毛が生えているのを確認することができます。1830年に起きたフランス7月革命の様子を描いています。
小説『レ・ミゼラブル』の登場人物ガヴローシュは女性のの右前にいる少年にヒントを得て描かれたといわれています。
まとめ
ルーブル美術館は少なくとも半日、できることなら1日かけて見て回って欲しい美術館です。
それでも時間が足りないくらいです。しかし、とりあえず有名どころだけ見て回るなら、1~2時間で見れなくもないです。
有名な美術品だけでも駆け足でご覧になってはどうでしょうか。ルーブル美術館は水曜日と木曜日は夜間開館を実施しており、21時45分まで見ることができます。
ぜひ旅行の予定に入れて下さい!